磁器と陶器

 
焼き物は大きく、「陶器」と「磁器」に分類されます。
陶器と磁器の違いとしては材料の違いがあります。

まず、陶器は「土物」と言われるように、地面を掘った時に出る粘土を主な原料としているため
特徴としては、磁器と比べ厚く、やわらかく、吸水性があります。
(とは言え、一般的には釉薬を使用するため、水を通すことはありませんが)
 そのため、土の素朴なやさしさや、作家さんの手作りのあたたかみを感じることができます。
また、使い込めば使い込むほど、色合い風合いが変化していきますので、
日々の食卓を通して育てていく和食器として末永くご愛用いただけます。
有名な焼き物としては、美濃焼、信楽焼、備前焼などがあります。

一方、磁器は「石物」と言われるように、
陶石と呼ばれる石粉を主に粘土を混ぜたものを原料としているため
陶器と比べ、水を通しづらく、つややか、なめらか、薄手といった特徴があります。
そのため、見た目が美しく、実用性が高い(使い勝手が言い)ものが多いです。
有名な焼き物としては、九谷焼や有田焼などがあります。

うつわ屋ころんでは、あたたかみがある食卓を演出できるよう
主に陶器を中心に取り扱っております。

お買い上げいただいた商品を、愛着のあるうつわとして育てていただくために
「陶器」の取り扱いにあたってのポイントをご紹介いたします。


 

陶器の取り扱い

 
1 ご使用になる前に

商品到着後、食卓でご使用になる前には「目止め」を施すことをお勧めします。

「目止め」とは、 食器の汚れや臭いを防ぐことを目的に
お米のとぎ汁などを使用し、うつわの素地の粒子の隙間を埋め、
水分を浸透しづらくさせる方法です。

うつわの手入れの基本ではありますが、
うつわ好きの方でも、この作業をしていない人は多いようです。
必ずしなければならないといったものではございませんが、
日々の食卓を通じ育て、長くご使用いただくために、
またより愛着のあるうつわとしていただくために、
一手間を加えていただくことをお勧めします。

では、次に目止めの手順をご紹介します。

手順1
うつわを鍋にいれ、そこにうつわの全体が浸かるよう米のとぎ汁とを注ぎます。
※米のとぎ汁は、小麦粉や片栗粉(大さじ1〜2程度)でも代用可能です。


手順2
15分ほど弱火で煮沸します。煮沸が終わったら火を止め、そのまま自然に冷めるまで放置します。



手順3
器を取り出し、表面のぬめりがとれるまでよく洗い、充分に乾燥させます。

 
2 ご使用後のお手入れ

 食洗器はあまり適しておらず、スポンジと中性洗剤で洗っていただくことをお勧めします。
片付けの際には、しっかりと乾燥させてから収納してください。

汚れや臭いがついた場合においても、徐々にうつわと馴染んでいきますが
それでもなお、臭いが気になるときは、
重曹水に半日程度浸すことで臭いがとれる場合があります。

また、どうしても汚れが気になる場合は、酸素系漂白剤の使用をお勧めします。

 
3  貫入(かんにゅう)について

貫入とは、うつわの表面に表れる釉薬の亀裂のことを言います。
特に陶器は、作家手作りのうつわが多いため、
ひと目見て判るものから、目にみえない小さなものまで様々な貫入がありますが
和食器、うつわ独特の味わいとしてお愉しみください。